【紫原校】これからの未来で働く我々は
先日、指宿高校に講演会を聞きに行ってきました。
それは、かの有名なアップルジャパン(iPhoneで有名ですね)の元社長である山元賢治氏の講演であったからです。
世界に名を轟かせているアップルの設立者である、あのスティーブ・ジョブズから社長に指名されるほどの方が、どんな話をするのだろうと、興味津々でした。
会場には、在校生や保護者とみられる方等、大勢が集まり、洋楽の流れる体育館でその始まりを待っていました。
さて、いよいよ登場。その出で立ちが、テレビでよく見たスティーブ・ジョブズの恰好に重なるものがありました。ジーンズにTシャツ・ベストというラフな衣装で、スクリーンを切り替えながら、淡々と話し始めていきました。
題目は「これからの未来で働く君たちへ」。主に在校生向けかと思われたその内容は、大人にも響く、とても濃いものでした。
自分たちが忘れかけていた何かを思い出させてくれるような、そんな会でした。とても印象に残っている言葉をいくつか。
・世の中で変わらないことは、社会が変わり続けることだ。
この激動の世界、これから情勢もめまぐるしく変わる。だから、一生勉強する覚悟で何事にも取り組めばいい。そう考えれば、今勉強していることなんてちっぽけだ。
・日本語は世の中の情報の5%でしかない
英語が重要視されるとはよく聞くが、これほど日本語の存在感が薄いとは。世界に流通する情報の真偽は自分で判断しなければならない。5%の中で正しいことを探し切れるだろうか。英語の必要性を改めて実感しました。
最後に。世の中を渡り歩いて行くのに必要なのは、
・笑顔
・face to face
・好奇心
ともおっしゃっていました。想像してください、と。初対面の方とあいさつする時、相手が仏頂面だったらちょっと引きますよね、と。これが笑顔だったら、理由がなくても、この人とだったらなんだかうまくやれそうだという気にさせられますよ、と。
山元氏は冒頭で、自分が大学を卒業して、当時その業界で世界No.1のIBMという会社に入社したのは、
「この世にないものを作りたい」
「世界で一番のものをつくる」
という信念があったからなんだそうです。
なぜ彼がスティーブ・ジョブズに見初められたのか分かった気がしました。
大切なことをたくさん聞いた気がします。ちょっと自分の中がスッとした気分になったのは何故なんでしょう。
生かせることがたくさんありそうな気がしてきました。ちょっとありすぎ?
ひとつひとつ、実行できればと思います。
おしまい。