感謝の気持ち、優しい気持ち【東谷山校】
こんにちは、東谷山校の中釜です。
1学期の授業や部活が本格的に流れ出し中1生も様々な部活の体験入部に参加し始めています。ゴールデンウィークを後には梅雨、猛暑と勉強には最も不向きな季節がやって来ます。この時期に、どれ位自分のペースを崩さずに計画的な学習を継続できるかが受験生にとって最も大切だと個人的には考えています。
今日はある生徒のお迎え連絡の電話についてお話します。
「先生、お母さんが迎えに来ていない。電話借りてもいいですか?」と言ってきました。その後「えっ!ホント?いいよ走って帰る!」
「うんわかった。自習して待ってる。」「ごめんね。ありがとう。」
と聞こえてきました。
電話を終えた彼女に「どうかした?」と尋ねると、弟が急に熱を出して
まだ病院にいるからもう少し待っていて欲しいと言われたとのこと。
その後、隣の部屋に残って宿題や復習をやって帰っていきました。
何気ない親子の電話での遣り取りなのですが私には最後の「ごめんね。ありがとう。」がとても強く印象に残りました。以前はお迎えが遅くなるとブツブツ不平不満を口にすることのあった生徒です。振り返ってみると柔らかい雰囲気が出てきたなと思いだした頃と成績が上昇しだした頃が一致します。
この仕事を始めたころからの私の持論でもあるのですが、根底に感謝の気持ちが芽生えてこなければ学力は向上しません。自分のためだけに頑張るのって、結構しんどいですもんね。周りの人が喜んでくれる。喜ばせてあげたい。
そういう気持ちが弱い自分を後押ししてくれるものです。
そういう、気持ちに変化をもたらすきっかけが成績の上昇だったりするのです。
なんだか『鶏が先か卵が先か』みたいな話になってきましたが、ひとりでも多くの生徒がなるべく早くきっかけを掴めるように毎日の指導に精を出そうと思った出来事でした。